成樹さんそれ犯罪です
恥を忍んで妄想の広場 19世紀ロンドンな感じの舞台背景で
キャスト
お嬢 名家のお嬢様だったのが没落。シゲの家にメイドとして奉公することになります。
シゲ
名家のぼっちゃん。やる気ナシのダメ跡継ぎ。やる気がないのを補ってあまりある才能があるので苦労しません。
水野 シゲを補佐する執事。有能。
有希 シゲの家のメイド。仕事に不慣れなお嬢を叱りつつ、サポートします。
お嬢とシゲは幼なじみに近い間柄でした。お嬢は蛇蝎のごとく、不真面目なシゲを嫌っておりました。馬鹿にしたおしておりました。鼻で笑っておりました。
そんなお嬢は、どんな運命のいたずらか、父の事業の失敗、身内の不幸といった人生の大波に見舞われ、金銭的にも精神的にもどん底の状況に陥ります。そんなお嬢をシゲが拾います(字義通り、道ばたに落ちていたお嬢を拾います) 今までの腹いせとばかりに、メイドとして雇い入れたお嬢に無理難題を押しつける腹黒いシゲ。お嬢は反抗しつつも有希や水野の協力のもと、仕事に励みます。つついても泣いたり怒ったりしなくなったお嬢に物足りなさを覚えて、さらに苛める超腹黒いシゲ。 お嬢は耐えます。耐えに耐えて、物置部屋の隅で泣きながら寝ちゃったりします(仕事疲れ)。そんなお嬢を発見したシゲは、苛めすぎたかと少々反省し、お嬢をお姫様だっこでお嬢の部屋まで運び、ベッドに寝かせます。(ヒー書いてて恥ずかしい……) シゲはお嬢のずれたカチューシャを外します。付けたままでは皺になる、と、エプロンも外します。そこではたと正気に返るシゲ。
「……この状況は、実はとてもやばいのではなかろうか」と。
はい、やばいですね。かなりやばいですね。がんばれシゲ。いろいろがんばれ。踏みとどまれ。 まあ、踏みとどまるもなにも、水野に見つかって(ある意味)事なきを得るわけですが。お嬢を色々と意識してしまうシゲと、シゲが急に苛めの手を緩めたことに(むしろ優しいとすら思える態度を取ることに)首をかしげるお嬢。なんだか微妙な空気を漂わせつつ時間が過ぎる中、いきなり仕事が暇になったお嬢が日当たりの良い部屋の隅で今度はうたた寝をしちゃったりしているのを、発見してしまうシゲ。 シゲは一応、起こそうとします。名前を呼んだり肩を揺すったりぐらいはして、起こそうとします。それでも目を覚まさないお嬢(すやすやですね)。まあ色々と逡巡して、結局以前と同じくお姫様だっこで(この単語はホントに恥ずかしい)ベッドに寝かせます。そしてまたもやシゲは思ってしまいます。
「この状況は、半端じゃなくやばいのではなかろうか」 と。 本日水野は所用で外出中なのです。
やばいですね。むしろシゲがやばいですね。書いてる私はもっとやばいですね。自覚しているあたり救いようがありませんね。ま、それはひとまず置いといて。
いろいろがんばりきれなくなったシゲがあわや、という時になって、今度はメイドの有希に見つかります。有希はお嬢のやる気と根性を気に入っているので、ぼっちゃんの火遊びに断固反対です。主人だろうと手加減なしに、あっさり叩き出します。 シゲはほっとします。ほっとしている自分を「ん? なんでほっとしとるんやろ俺」と思います。答えは出ません。ぐるぐるします。お嬢の顔を見ているのがなんだかしんどくなって、シゲは仕事に精を出すようになります。水野の胃具合も少しは落ち着くってもんです。 必死にお嬢を避けているシゲは、お茶を運んできたお嬢の手を払ってしまいます。熱湯がお嬢の手にかかってしまい焦ったシゲは、大げさに騒ぎ立てた後、我に返って「俺に触るな」的なことをお嬢にいってしまいます。お嬢は傷ついた顔をして、それでも気丈にいつも通りに振る舞います。シゲはさらにぐるぐるします。
さて、お嬢にはシゲの態度が理解できません。苛められたかと思えば優しくされ、あからさまに避けられては酷く心配され、挙げ句お嬢の火傷を冷やすのも薬を塗るのも包帯を巻くのも全部手ずからやっていたシゲに、いきなり触るなと言われれば基本的にストレート思考のお嬢には訳がわかりません。不眠症になります。 そんなお嬢は、シゲが外出している間にシゲ's寝室のベッドメイキングをしつつ、ベッドに寄りかかるようにして寝てしまいます(わー危ない)。 はい、タイミングよくシゲが帰宅します。で、お嬢をまたもや発見してしまいます。 いろんな意味であっぷあっぷしているシゲはぐるぐるしつつ、前回前々回と同じく、きっと水野か有希が、テメエなにしとんじゃワレ、とか言いながらこれまたタイミングよく止めに来るに違いないと、心のどこかで逃げ道を作りながらお嬢をベッドへと運び上げます。 けれどカチューシャをとっても、エプロンを外しても、一向に二人はやってきません。ミズユキ前提シゲマイが私の基本でございます。やつらはやつらで、取り込み中だったのです。来るわきゃぁない。
えーと、止まりません。シゲが止まりません。 いくら主人といえど、相手の許諾なしにそういうことをしてはいけませんよ。犯罪です。成樹さんそれは犯罪です。
え、オチはギャグですか? とおもわせつつ。
ギャグが書けないのがあっしでございます。(今までの作品を見返すともー、ギャグのつもりで書いてもそうは言えない代物ばかりでホント申し訳ありません)どマジです。どシリアスです。 ぐっすりすやすやだったお嬢が、なぜかこのときだけぱっちり目を覚まします。キスしようとして、お嬢に被さり気味な体勢でかたまっているシゲに、お嬢はなぜか「いままでずっと眠り込んだ私をベッドに運んでくれていたのはあなただったのね、ありがとう」と危機感の欠片もない(ずいぶん箱入りだったんでしょう)、珍しく素直な台詞を口にします(ザ・天然)。 常日頃からひねくれっぷりには定評のある成樹さん、そんなお嬢のかわいさと危機感のなさにとんでもない態度に出ます。 お嬢の両手首を押さえつけ、状況を把握しろと脅します(……オイオイ) 把握して抵抗するお嬢に、主人は俺なんだから従えみたいな発言をかまします(この外道!) シゲは本気でやってるわけじゃありません(一応)。上の発言も、お嬢ならクソミソに言い返してくるだろうと思ってやっています。従うわきゃぁないと思って言っているんです。罵倒されたら手を放して止めるつもりだったんです。ですが。 お嬢はなぜか抵抗を止め、横を向いてしまいます。その体勢のまま、再び固まるシゲの前で、お嬢の目からひとつぶ涙がこぼれます。 動揺してシゲは手を緩め、お嬢の押さえつけを解きます。お嬢は泣きながらシゲの寝室を逃げ出します。ふー、収集つけるの大変ですねこの状況。どんまいシゲ。
さらに悪い状況は続きます。泣いているお嬢を発見した有希が、そのときは理由をお嬢に話してもらえませんでしたが、シゲの寝室に残るお嬢のカチューシャとエプロンを見て色々と勘違いをして「この腐れボンボンがぁ!」と三行半、お嬢をつれて屋敷を去ってしまいます。
シゲは反動で仕事人間になります。持ち前の才能を遺憾なく発揮し、稼いで稼いで稼ぎまくります。はたと気付けば、もう一生働かなくていいだけの額を稼ぎ出してしまっていたシゲ、一転虚脱状態に陥ります。寝ても覚めてもお嬢のことばかり。 シゲは考えに考えて、一つの手を打ちます。
さて、有希につれられ屋敷を逃げ出したお嬢は、有希が新しい職を見つけて勤め始める一方、自分は失敗ばかりで雇ってもらえません。有希の給金に頼る生活を余儀なくされ、どうにかしなければならないと思ったお嬢は有希に内緒でシゲの屋敷に戻ることを考えます。 戻る、と考え、ぐるぐるするお嬢。お嬢自身、あのときなぜ抵抗を止めてしまったのかわかっていなかったのです。 ぐるぐるとわからないままに、お嬢はシゲの屋敷の門を叩きます。出てきた水野は、部下だったはずのお嬢をやけに丁寧な態度で迎え入れます。 メイドとして雇い直してほしいと申し出たお嬢に与えられたのはメイド服ではなく仕立ての良い、上等な服で、次から次に服やらアクセサリーやら身の回りのものやらどんどん運ばれてきます。状況を把握できていないお嬢の前に、シゲが現れます。
儲けた金で君の家を再興した、だから君は元の名家のお嬢様に戻るのだと言って。 お嬢と俺とは使用人と主人ではなく、対等な関係なのだと言って。 その上で、お嬢にプロポーズします。 シゲの告白を聞いて、お嬢は胸がいっぱいになるのを感じ、同時になぜ自分が抵抗を止めてしまったのか、その理由に気付きます。つまりはいつのまにやら、お嬢もシゲを好きになってしまっていたのでした。
はい、めでたしめでたしっ!
ふー、長かった。裏で離ればなれの間も水野と有希は密かに連絡を取り続けていたんです、なんて設定もありますが、とにかくこれはこれで全部です。終了です。 なぜこんな粗い(しかもつっこみだらけの)あらすじをさらしているのかといいますと、どうにかして発表しないとマジで書きたくなってしまうんじゃないか自分は、という恐怖からです。 このあらすじを本格的に作品として書くとしたら、原稿用紙100枚は確実にかかるでしょう。書くための時間もそれだけ必要になります。2〜3ヶ月、下手をすれば半年間、これだけに集中しなければならなくなります。現在の状況を考えれば、現実問題、無理です。でもその無理をしたくなってしまうのが、シゲマイの魔力なんですよねぇ(困) と、いうわけで、ネタということで認識していただければと思います。 イラストぐらいは書いてしまうかもしれませんが、未定です。 この量の妄想が「お嬢にメイド服を着せたい」というほんの12字から、しかもほぼ丸一日で派生したかと思うと、自分の頭を疑いたくなりますね。HAHAHA。堅気には当分戻れそうにありません。
2006.03.05 のブログより。シゲマイ語りのように、直そうと思ったんですが、これは、もう、手の施しようがありませんでした……
そのまんま移しました。(2008.11.09 記)
|